2010年6月10日木曜日

一つの日常

 
 
いつものように
誰の手も届かない場所で
世界を眺めている
あの雲

心を置き忘れた午後の風景は
過大な演出もない

そこには
等身大の自分と
美しくもなく
汚くもない世界と
狂いそうで狂っていない時間の流れ
そしてあの
雲、雲、雲

それは
夢もなければ
絶望もなく
ただ真実だけを映すように
ただそこに



 

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