2010年7月23日金曜日

小さな光

  

小さな朝の光は
誰にも気付かれないよう、密かに灯る

懺悔のための夜が
いくつかの涙を抱えたまま
閑散とした空へ逃げていく

静かな地帯で浮かび上がる心の模様は
輝きの片鱗に触れ、問いかける
命や、愛情や、生や、それら

そうして
眠りを忘れた詩人たちは
言霊が見る夢を追いかけている

小さな朝の光は
誰にも気付かれないよう、密かに灯る

けして触れることの許されない、美しい灯

いつか、正しい心の形を見つける時
その小さな朝の光のようで在ればと、願い

いつか、正しい心の答えを見つける時
その小さな朝の光のようで在ればと、願い

そんなとある静寂

この地球上で、一瞬のひかり




 

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