2010年9月14日火曜日

不機嫌

  

不機嫌そうにしないでほしい
僕は僕を語る場所さえもなく
それ故に
問わずにはいられなかった
朝の寝言だ

もう既に辺りは騒がしい
夢に濡れた額の上で
溺れた魚が
まだ新しく跳ねている

窓の外では
夜の屍を踏む間抜けな太陽が
したり顔で輝いている

裏切りの水曜日が
木曜日に変わったが
カレンダーはめくらない
偽りの金曜日が
土曜日に変わったとしても
カレンダーはそのままだ

不機嫌そうにしないでほしい
世界は生きているし
僕も生きている
ただ、死んでいたとしても
それは同じことなんだ




  

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